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壁紙張り替えで壁紙の一部だけをリフォームできるって本当?

 

壁紙の一部が破れてしまったり、汚れが目立ってしまったりして悩んでいるという人はいませんか。

 

ここでは、壁紙張り替えを全面的に行うのではなく、一部の壁紙の上からカラー剤を塗布する特殊な工法の魅力をお伝えします。

 

 

カラー剤を使った壁紙張り替えのメリット

 

壁紙張り替えは、お部屋全体で作業を行うため、リフォーム工事のなかでも特に工事が大変というイメージも強いですよね。

 

全体的に老朽化が進んでいる場合、本格的な壁紙張り替えがおすすめですが、場合によっては、壁の一部の気になる部分だけを修復したいケースもあるものです。

 

例えば、子どもが落書きをしてしまってどうしても汚れが落ちない部分や、物が当たって傷が生じてしまっているといった場合、壁紙の一部だけを補修できると便利だと思いませんか。

カラー剤を塗布する工法であれば、壁紙の気になる一部のみにカラー剤をコーティングして補修作業をするため、全面的な壁紙張り替えをするよりも、短い時間でリフォーム工事が完了します。

 

また、作業工程が少なく、費用面でも安く抑えられるのが魅力です。

経済的な負担や時間的な制約が少ない工法ならではのメリットを知り、賢く活用するようにしてください。

特殊なカラー剤を使うと聞くと、匂いがきついというイメージを抱く人もいるでしょう。

壁紙張り替えに使うカラー剤は、染色剤に分類されるものであり、いわゆるペンキのようなべったりとした感じの塗料ではありません。

 

シンナーやホルムアルデヒドといった人体に影響を及ぼす可能性のある薬物が含まれていないため、匂いや健康被害に関しても心配不要です。

ハーブ系の自然な香りがする塗料であり、薬品の匂いが苦手だと感じる人でも、安心して施工しやすいと言えます。

 

染色工法であるカラー剤による壁紙張り替えでは、元々のクロスの地模様を生かしてその上から色を乗せることが可能です。

 

元々のクロスに凹凸が付いている場合、独特のニュアンスのある従来のクロスの風合いを残しつつ、全体的なトーンを綺麗に仕上げることができます。

 

さらに、カラー剤のコーティングによって、本来のクロスの耐久性が高まるというメリットもあります。

また、重ね塗りができるため、何度でも繰り返して施工ができるところも魅力です。

壁紙の汚れが気になったら、スムーズに重ね塗りをして対処してもらえるため、美観を重視したい店舗や施設でも重宝する方法です。

 

染料が壁紙の奥まで浸透するわけではなく、元のクロスの性質に大きく影響を与えずに済むため、その後にクロスをはがして壁紙張り替えをする際にも、特に問題はありません。

 

 

カラー剤による壁紙張り替えの手順

通常の壁紙張り替えの方法では、古いクロスをはがす、下地を処理する、新しいクロスに糊付けする、新しい壁紙を張る、処分した壁紙を処分する、という5段階に分けて作業を行う必要があります。

 

慣れた職人が作業を行っても、段階を追って作業を進めることが求められるため、どうしても作業時間が掛かってしまうのがネックです。

 

カラー剤を使って壁紙張り替えをする方法の場合、3ステップで作業が終わります。

養生をする、カラー剤のコーティングの施工をする、後片付けをするというごく単純な作業だけで、壁紙張り替えが完了するのです。

 

手順が少ないため、一部だけの作業を希望する場合は、特に短い時間で作業を行えます。

作業後は、30分程度で自然乾燥するため、その点に関しても負担に感じずに済みます。

 

 

カラー剤による壁紙張り替えを活用できるシーンとは?

手軽に施工しやすいカラー剤による壁紙張り替えは、どのようなシーンで活用できるのでしょうか。

具体的におすすめなシーンを挙げてご紹介します。

 

まず、クロスに小さな穴や傷が生じてしまったケースには、一部を補修できるカラー剤の壁紙張り替えが適しています。

直径2cmぐらいの穴であれば、施工後にはほぼ目立たない状態になるため、補修費用をできるだけ抑えて対処したいという人にぴったりです。

 

子供やペットがいてちょっとした弾みで壁紙に穴が開いてしまって困っているといったケースなら、十分に対応できます。

壁全体がさほど劣化していないにも関わらず、全面的な壁紙張り替えをするのは費用面で大きな負担になってしまうため、一部だけを補修できる合理的な方法を前向きに検討しましょう。

 

また、賃貸住宅から引っ越す際にも、カラー剤による壁紙張り替えはおすすめです。

住宅の原状回復をするために、本格的な壁紙張り替えの施工を依頼すると、かなりのリフォーム工事費用が発生してしまいます。

傷や汚れが生じた一部の壁紙を適切に補修できるカラー剤を使った工法を上手に取り入れて、原状回復の義務を果たし、スムーズに退去できるようにしてください。

 

カラー剤を使った壁紙張り替えは、お部屋の模様替えにも活用できます。

お部屋の中でも面積の広い壁紙を張り替えるリフォーム工事を施工すると、家具の配置を替えたり、小物をディスプレイしたりするよりも、がらりとお部屋の雰囲気が変わります。

 

お部屋の壁紙全部を張り替えるのではなく、壁の一面のみにアクセントカラーを取り入れ、カラー剤によるコーティングの施工をすれば、おしゃれでアーティスティックな空気感の漂うお部屋に生まれ変わります。

 

リフォーム費用を抑えながら、満足度の高い空間づくりが叶うので、お部屋の模様替えをするなら、前向きに検討してみてください。

 

クロスをはずして本格的に壁紙張り替えの作業をするよりも、作業が静かに行えるという点にも注目しましょう。

養生をしてカラー剤をコーティングする作業のため、工事というほどの騒音が発生せず、匂いに関しても心配する必要がありません。

 

 

まとめ

集合住宅で近隣にできる限り迷惑を掛けずにリフォームをしたいというケースや、店舗や施設を営業しながら壁紙張り替えをしたいというケースには、カラー剤による壁紙張り替えが適しています。

カラー剤を使った壁紙張り替えは、病院や福祉施設といった静かな環境を保つことが求められる施設での壁紙張り替えにも用いられている方法です。

 

壁紙の一部のみを補修したいという場合、特殊なカラー剤によるコーティングの方法を検討してみましょう。

全面的な壁紙張り替えをするよりも短時間で安い費用で、壁紙の気になる部分を綺麗に仕上げることができます。

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